2024/01/06 12:46

今回は、2014年から毎年ストライプハウスギャラリーの企画展として開催している個展の10回目となる。

これをひとつの区切りにしたいと思った。

これまではテーマを決めて描き下ろしたり選んだりしていたけれど、

今回は昨年と今年に描いたものの中からできるだけ自分好みの絵を選んでみた。

(自分で撮影するのを忘れて以下はギャラリーのウェブサイトから拝借した)
案内状に使った「墨絵の中の自画像」と小品は描き下ろし。

この自画像については(気が変わらなければ)別の機会に詳しく書こうと思うが、私としては珍しく構想に時間をかけている。

顔以外はいつも通り行き当たりばったりで描いていて、構想2か月、制作3日である。

はじめに「区切りにしたい」と書いたが、10年余りの間に画風も変化して、私なりに技術も身についたと思う。

これまで、ひたすらに自分の墨絵を追い求めて、どうやらひとつ「完成してしまった」ようだ。

もっと変化していきたい。でも、そんなに簡単に変われるものではない。

ということで、ここからがより一層険しい道となる。


2023年9月22日〜30日 ストライプハウスギャラリー(東京・六本木)